2017年11月01日

ファイバーカメラを導入してみました

 先日、季節外れともいえるような台風が2週連続で静岡近辺にやってきて、いくつかの痕跡を残していきました。

 新聞には大きな被害について報道がなされますが、新聞には載らないような被害の連絡が急増します。それが雨漏れです。

 当社では、自社で建築した建物の他、他社が既にメンテナンスをしていない建物、建築会社が廃業などですでに存在していないような建物のメンテナンスも引き受けることがあります。自社建築の建物なら資料も残っていますし、もしも雨漏れを起こしても、比較的対応がし易いです。(雨漏れ自体、あってはならないことですが。) しかし、他社施工の建物では、雨漏れの特定をするのが中々困難です。

 屋上や屋根から水をかけ、天井裏を覗いて、どこから雨が侵入しているのか探ります。木造住宅のように天井裏に余裕があるならまだしも、陸屋根(平らな屋根)のビルなどでは、人間の体が入っていきこともできず、調査に苦労します。そもそも、天井裏にもぐれれば良い方で、天井裏に潜る点検口さえないこともしばしばです。

 そこで、今回導入したのがファイバーカメラです。8mmほどのファイバーの先にカメラが取り付けられており、狭い処を撮影することができるそうです。通販サイトで、送料を入れても3,000円ほどでした。

ゆうぱっくに入れられて、こんな状態で到着しました。

開封したところです。ファイバーケーブルは5mあります。

日本語の説明書が同封されていましたが、コピーを何度か重ねたものなのか、文字は認識できるけれど、バーコードの読み取りは出来ませんでした。スマホに手入力で「moqo view」と入力し、Google Playよりアプリをダウンロードしました。アプリは無料です。

説明書通りに操作して、WiFiを設定。

ファイバーカメラの画像がスマホに転送できるのは確認できました。思ったよりも、画像は鮮明です。

さて、今日も早速雨漏れ改修の現場があります。早速、このカメラで点検してみましょう!

(片桐秀夫)
  


Posted by katagiri at 09:13Comments(0)業務