2016年09月23日

【井戸復活プロジェクト】蓋の設置【9】

 井戸の水を汲み上げられるようになったので、とりあえず水まき等に利用しています。

 最終的には震災時等に非常用の水として使いたいわけで、雨が入らないように、蓋を作成することにしました。
今まではコンクリートのふちがあるだけだったので、ただ、ふたをするだけでは隙間から雨が入ってしまいます。
そこで、蓋の台座をつくり、水が浸入しないようにしました。蓋そのものは台座にかぶせるようにするというわけです。


これが台座の部分です。鉄工所に作成してもらい、亜鉛メッキをしました。結構、重量級です。


蓋はガルバリウム鋼板を板金店に作成してもらいました。

 いずれも既製品ではなく、カタギリが寸法を打ち合わせて作成してもらったオーダーメイド品です。

 雨水が入らなくなって、飲用に一歩近づいたか?と思いきや、別の問題が発生・・・

<続く>

(片桐秀夫)

  
タグ :井戸震災


Posted by katagiri at 09:15Comments(0)防災井戸

2016年09月16日

ヘリポート燃料備蓄庫

 片桐工務店では、民間の住宅や店舗の他に、静岡市、静岡県の公共工事も施工します。公共工事なので、競争入札に参加し、運良く落札できれば工事を請け負う、ということです。

 今回、落札できたのは「静岡ヘリポート航空燃料備蓄貯蔵庫建設工事」です。
このヘリポートは静岡市の北部の諏訪というところにあります。この辺りは静岡市の施設が集まっており、周辺には、清掃工場、プール、卸売市場などがあります。麻機遊水地に隣接しており、地盤が良くない地域としても知られています。元々が沼だったような場所ですので、住むにはあまり適さない場所ということでしょう。

 ヘリポートは災害時に重要な役割を果たしますから、地盤のせいで使えなくなったら意味がありません。この静岡ヘリポートは「人工地盤」と呼ばれる構造物の上にあります。地面からたくさんの柱が立っており、宙に浮く形で広いコンクリートの床があります。その床の上に事務所や停置場があるのです。
Googlemapより
<ヘリポートの全貌 後ろに見えるのが清掃工場>

 今回はその一部に燃料備蓄貯蔵庫を建てるということです。契約も終わりましたので、改めて現場を調査しにいきました。今回の建設現場には、古いヘリコプターが展示されていました。

<フェンスの中が建設現場です>

<展示されている退役ヘリコプター>

<操縦席の間近まで近づいて見ることができます。>


 このヘリコプター、工事中は一時的に他の場所に移動しますが、貯蔵庫ができた暁には、再び、隣接して展示されます。

 今まで、あまり経験のない環境での工事なので、不安な部分もありますが、逆に楽しみな部分もあります。確実な工事を心がけ、美しく完成できるように頑張りたいと思います。

(片桐秀夫)  


Posted by katagiri at 15:19Comments(0)工事