2016年04月13日

静岡高等技能学校 入校式

 大工、職人の高齢化が今後問題になると予想されています。
日経アーキテクチャー誌 2016/4/14号によると

1985年 80万人
だったのが
2010年 40万人
と半減しているそうです。

また、
2025年 20万人
という予測があるそうです。さらに半減です。

 片桐工務店では、これまで自社で大工さんを社員として抱えて営業してきましたが、高齢化等でその人数も減っていき、昨年、とうとう1名になってしまいました。
大工さんを外注にして営業を続けることも不可能ではないし、多くの工務店がそのようにして営業を続けています。実際、当社でも、たびたび、外部の大工さんの応援を仰いでいます。

 しかしながら、やはり工務店としては自社の大工が社内にいるべきだと考え、求人募集を出しました。が、数か月、音沙汰の無い状況。そんな中、未経験に等しい方の応募があり、今年初めより、社員として働いてもらっています。現役バリバリの先輩大工さんと共に作業はするものの、まだまだ覚えなければいけないことが一杯です。当然、お仕事もお客様に迷惑の掛からないように進めないといけないわけで、効率を求められる今の時代に仕事と学習を両立するのは難しいです。

 そこで、「大工さんの学校」を探したところ、静岡高等技能学校があることをみつけました。

早速、窓口である静岡大工建築業協同組合に連絡すると、学校に関する情報を丁寧に説明頂き、その後、入校手続きを進めました。

 この学校には木造建築科、建築板金科、左官タイル科の3つのコースがあり、それぞれ、3年、2年、2年で卒業ということになります。本年度は、木造建築科に2名、左官タイル科に2名の入校生がいました。働きながらの通学となりますから、授業は月に4日。ただし、この4日間は朝から晩までの1日授業です。授業内容を見ると、「建築概論」「機械操作」「安全衛生」などという文字が並んでいます。

 本日は、その入校式でした。このような大工さんの学校があることは、とてもありがたいことです。社内の先輩大工さんの指導の他、外部の指導も合わせ、一人前の大工さんに育ってほしいと思います。
静岡高等技能学校 入校式

 それにしても、この職人不足になるだろうといわれている時代に入校生4名とは寂しいですね。

 ちなみに、木造建築科のもう1人、および、左官タイル科の2人の事業主の方は、いずれも片桐が建築士会を通じて知り合った方々でした。皆さん、人材育成をしっかりやっているんだな、と思うとともに、これからも自分を含め社員のスキルアップを図っていきたいと思いました。

(片桐秀夫)



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Posted by katagiri at 14:22│Comments(0)業務
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