2016年04月20日

【井戸復活プロジェクト】もぐってみた【2】

 本日、避難梯子が到着しましたので、早速、使用してみました。

 事前調査で深さは5m以上あることが判っていました。5mと言えば、2階建ての窓くらいの高さで、落ちれば、最悪、命の危険にもさらされます。なので、慎重に下りました。井戸自体は、自分が生まれる前からあるのですが、中に入るのは初めてで、緊張します。

 恐る恐る下りていくと、型枠のボイド管の残骸がでてきました。水を吸ってもろくなっているので、触るだけでポロポロと崩れ落ちてしまいます。少しずつはがし、地上からはロープをつけたバケツをたらしてもらい、その中にはがした残骸を入れて、何度か上げてもらいました。そんな作業をしながら、水面まで到着です。
井戸の水面

 事前の調査では水深は500mmくらいだろうと思っていたのですが、ひざの高さまで下りても底にたどりつきません。そこで、アルミパイプで底を点いて、水深を測ってみると、900mmくらいはありそうです。900mmもあると、下半身が水に埋まってしまうので危険と考え、作業を中止しました。

 ちなみに、避難梯子ですが、慎重に下りないと踏み外します。しかしながら、軽くて、狭い処でも展開できるのは非常に便利でした。
井戸水面から見上げたところ
井戸の水面から見上げたところ。

 次は、水を抜くことを考えます。


<追記>
 井戸の中は酸欠になる可能性があるから、慎重に作業しないといけないよ!と友人よりご指摘いただきました。
いろいろ、調べてみると、確かにそうでした。軽率に井戸の中に入ってしまったのはいけなかったようです。
と同時に、何事もなく、運が良かったです。この記事を真似て、取り返しの無い事故にならないように、ご注意願います。


(片桐秀夫)


  
タグ :井戸震災


Posted by katagiri at 20:12Comments(0)防災井戸