2017年03月04日
Chester House (うしづまチーズ工場) プレオープンにお呼ばれしてきました。
昨年、10月より工事を進めてきました「Chester House」(うしづまチーズ工場)について、1月中旬にお施主様への引き渡しを完了しました。


この建物はカメヤマ建築デザイン様の設計によるもので、片桐工務店では施工を担当させていただきました。
その後、お施主様とスタッフの皆様の手により内装工事が進み、建物も完成。開店準備も大体終わり、ついに3月13日(月)オープンとなります。
3月4日(土)には関係者を招いてのプレオープンということで、私もお呼ばれしてきました。
場所は、牛妻にある賎機中小学校の安倍街道を挟んで向かえ側です。梅ヶ島/玉川/井川への主要ルートへの途中にある事から、工事中からとても目立っていました。そのために、いろいろな方から「どんなお店ができるのか?」「何が食べられるのか?」と質問を受けていましたが、私自身、最終的なお店の方向性を知っていたわけではありませんでした。
詳しく書いてしまうとお楽しみが減ってしまいますから、写真のみ公開にしておきますね。開店したらぜひ足を運んでみてください。



プレオープンでのメニューですので、メニュー内容はまだ変わるかもしれませんね。
(片桐秀夫)
この建物はカメヤマ建築デザイン様の設計によるもので、片桐工務店では施工を担当させていただきました。
その後、お施主様とスタッフの皆様の手により内装工事が進み、建物も完成。開店準備も大体終わり、ついに3月13日(月)オープンとなります。
3月4日(土)には関係者を招いてのプレオープンということで、私もお呼ばれしてきました。
場所は、牛妻にある賎機中小学校の安倍街道を挟んで向かえ側です。梅ヶ島/玉川/井川への主要ルートへの途中にある事から、工事中からとても目立っていました。そのために、いろいろな方から「どんなお店ができるのか?」「何が食べられるのか?」と質問を受けていましたが、私自身、最終的なお店の方向性を知っていたわけではありませんでした。
詳しく書いてしまうとお楽しみが減ってしまいますから、写真のみ公開にしておきますね。開店したらぜひ足を運んでみてください。
プレオープンでのメニューですので、メニュー内容はまだ変わるかもしれませんね。
(片桐秀夫)
2016年12月13日
静岡市消防団静岡第33分団(大代)建築工事
7月より工事を行っていた、「静岡市消防団静岡第33分団(大代)建築工事」が12月12日に無事工事終了しました。
この工事は静岡市発注の工事で、エイヤ!と入札したら、たまたま落札できたものでした。
大代という地区は、梅ヶ島の温泉に向かう途中を左に逸れて、5分ほど車で走った場所にあります。
メインの街道からは入り込んだところにあるので、行こうと思って行かないといけない場所です。

大代に向かう山道は狭く、大型車両が通行できないため、重機の運搬等に苦労することがありました。

建物は鉄骨造の平屋建てなのですが、小屋組と間仕切り壁は木造でできていて、少し変わった構造です。
これは静岡市では公共建築物にも地元の木材を使おうという意向の表れだと思います。
イレギュラーな構造ですので、プレカットで対応することは不可能で、当社のベテラン大工さんが工場で
手刻みして対応しました。


できてしまえば、今風のすっきりした外観で、静岡市の木が使われている、という印象はあまりないかもしれません。
色を選定する際に、赤と緑と聞いていたので、派手ではないか?とも思ったのですが、斜面の茶畑や他の民家の色彩とも
案外、馴染んでいます。


完成してしまうと、会社から1時間のこの地区に行くことも少なくなるかなと思うと、少し寂しいですね。
でも、建築物を造り出すという作業は、自分が設計したものでないにしても、やはりやりがいのある仕事だと感じています。
(片桐秀夫)
この工事は静岡市発注の工事で、エイヤ!と入札したら、たまたま落札できたものでした。
大代という地区は、梅ヶ島の温泉に向かう途中を左に逸れて、5分ほど車で走った場所にあります。
メインの街道からは入り込んだところにあるので、行こうと思って行かないといけない場所です。
大代に向かう山道は狭く、大型車両が通行できないため、重機の運搬等に苦労することがありました。
建物は鉄骨造の平屋建てなのですが、小屋組と間仕切り壁は木造でできていて、少し変わった構造です。
これは静岡市では公共建築物にも地元の木材を使おうという意向の表れだと思います。
イレギュラーな構造ですので、プレカットで対応することは不可能で、当社のベテラン大工さんが工場で
手刻みして対応しました。
できてしまえば、今風のすっきりした外観で、静岡市の木が使われている、という印象はあまりないかもしれません。
色を選定する際に、赤と緑と聞いていたので、派手ではないか?とも思ったのですが、斜面の茶畑や他の民家の色彩とも
案外、馴染んでいます。
完成してしまうと、会社から1時間のこの地区に行くことも少なくなるかなと思うと、少し寂しいですね。
でも、建築物を造り出すという作業は、自分が設計したものでないにしても、やはりやりがいのある仕事だと感じています。
(片桐秀夫)
2016年09月16日
ヘリポート燃料備蓄庫
片桐工務店では、民間の住宅や店舗の他に、静岡市、静岡県の公共工事も施工します。公共工事なので、競争入札に参加し、運良く落札できれば工事を請け負う、ということです。
今回、落札できたのは「静岡ヘリポート航空燃料備蓄貯蔵庫建設工事」です。
このヘリポートは静岡市の北部の諏訪というところにあります。この辺りは静岡市の施設が集まっており、周辺には、清掃工場、プール、卸売市場などがあります。麻機遊水地に隣接しており、地盤が良くない地域としても知られています。元々が沼だったような場所ですので、住むにはあまり適さない場所ということでしょう。
ヘリポートは災害時に重要な役割を果たしますから、地盤のせいで使えなくなったら意味がありません。この静岡ヘリポートは「人工地盤」と呼ばれる構造物の上にあります。地面からたくさんの柱が立っており、宙に浮く形で広いコンクリートの床があります。その床の上に事務所や停置場があるのです。

<ヘリポートの全貌 後ろに見えるのが清掃工場>
今回はその一部に燃料備蓄貯蔵庫を建てるということです。契約も終わりましたので、改めて現場を調査しにいきました。今回の建設現場には、古いヘリコプターが展示されていました。

<フェンスの中が建設現場です>

<展示されている退役ヘリコプター>

<操縦席の間近まで近づいて見ることができます。>

このヘリコプター、工事中は一時的に他の場所に移動しますが、貯蔵庫ができた暁には、再び、隣接して展示されます。
今まで、あまり経験のない環境での工事なので、不安な部分もありますが、逆に楽しみな部分もあります。確実な工事を心がけ、美しく完成できるように頑張りたいと思います。
(片桐秀夫)
今回、落札できたのは「静岡ヘリポート航空燃料備蓄貯蔵庫建設工事」です。
このヘリポートは静岡市の北部の諏訪というところにあります。この辺りは静岡市の施設が集まっており、周辺には、清掃工場、プール、卸売市場などがあります。麻機遊水地に隣接しており、地盤が良くない地域としても知られています。元々が沼だったような場所ですので、住むにはあまり適さない場所ということでしょう。
ヘリポートは災害時に重要な役割を果たしますから、地盤のせいで使えなくなったら意味がありません。この静岡ヘリポートは「人工地盤」と呼ばれる構造物の上にあります。地面からたくさんの柱が立っており、宙に浮く形で広いコンクリートの床があります。その床の上に事務所や停置場があるのです。

<ヘリポートの全貌 後ろに見えるのが清掃工場>
今回はその一部に燃料備蓄貯蔵庫を建てるということです。契約も終わりましたので、改めて現場を調査しにいきました。今回の建設現場には、古いヘリコプターが展示されていました。
<フェンスの中が建設現場です>
<展示されている退役ヘリコプター>
<操縦席の間近まで近づいて見ることができます。>
このヘリコプター、工事中は一時的に他の場所に移動しますが、貯蔵庫ができた暁には、再び、隣接して展示されます。
今まで、あまり経験のない環境での工事なので、不安な部分もありますが、逆に楽しみな部分もあります。確実な工事を心がけ、美しく完成できるように頑張りたいと思います。
(片桐秀夫)
2016年06月13日
鉄筋コンクリートに穴を開ける前に
鉄筋コンクリートに配管を通すときは、コンクリートを打設する前に、予め、ボイド管と言われる紙管を通しておきます。そうすることで、鉄筋と干渉しないように穴を開けることができます。
しかし、改修工事等で、出来上がった鉄筋コンクリートに穴を開ける必要のある場合があります。この場合には鉄筋を切断しないようにすることが重要です。
鉄筋コンクリートのどこに鉄筋が入っているのか? 以前は、レントゲン写真みたいなものをとり、鉄筋の位置を把握したりしていました。レントゲン写真は現場で行いますが、とても大掛かりなもので現像時間もかかります。放射能被爆の問題もあります。
もっと簡易に鉄筋の位置を知る事ができないかと、探していたところ、以下のような製品をみつけました。
ボッシュ社製 デジタル探査機 GMS120
このタイプの探査機は以前にも使ったことがありますが、コンクリートから鉄筋への深度(=かぶり厚さ)が大きい場合、ほとんど役に立ちませんでした。この探査機ですと、カタログスペックで「最大探知深さ120mm」とうたっています。念のために、コールセンターに電話して聞いてみましたが、当社の目的に沿っているように思ったので、思い切って購入しました。
早速、鉄筋コンクリートの壁に当てて使用してみました。結論から言えば、ほぼ正確に鉄筋の位置を知る事ができました。今まで使った探査機とはかなり違います。
実際に使った様子を紹介します。
まず、コンクリートに探査機をあてます。

液晶画面のバーが全点灯していません。この状態は、ここには鉄筋がない、ということです。
このまま左右に探査機を動かすと、

このように液晶画面が全点灯する場所があります。これが鉄筋の位置です。同じように左右をずっと動かしていくと、縦方向の鉄筋がある位置が次々と判ります。
同じように探査機を横向きにし、上下に探査機を動かすと横方向の鉄筋の位置が判ります。

このようにして判った鉄筋の位置を、赤色のビニールテープで印しました。ここで、改めて探査機を動かしてみると、鉄筋のある位置とない位置が把握できていることが判ります。


当工務店で請負う仕事は、大工工事こそ自社施工で行いますが、多くの工事を専門の協力業者に依頼します。しかし、協力業者にそのまま投げるのではなく、このような鉄筋の位置の把握を行って、誤りのない工事を依頼することは工務店としてのやらなければいけないことだと思います。これからもより良い工事を行うことができるように努力していきたいと思います。
(片桐秀夫)
しかし、改修工事等で、出来上がった鉄筋コンクリートに穴を開ける必要のある場合があります。この場合には鉄筋を切断しないようにすることが重要です。
鉄筋コンクリートのどこに鉄筋が入っているのか? 以前は、レントゲン写真みたいなものをとり、鉄筋の位置を把握したりしていました。レントゲン写真は現場で行いますが、とても大掛かりなもので現像時間もかかります。放射能被爆の問題もあります。
もっと簡易に鉄筋の位置を知る事ができないかと、探していたところ、以下のような製品をみつけました。
ボッシュ社製 デジタル探査機 GMS120
このタイプの探査機は以前にも使ったことがありますが、コンクリートから鉄筋への深度(=かぶり厚さ)が大きい場合、ほとんど役に立ちませんでした。この探査機ですと、カタログスペックで「最大探知深さ120mm」とうたっています。念のために、コールセンターに電話して聞いてみましたが、当社の目的に沿っているように思ったので、思い切って購入しました。
早速、鉄筋コンクリートの壁に当てて使用してみました。結論から言えば、ほぼ正確に鉄筋の位置を知る事ができました。今まで使った探査機とはかなり違います。
実際に使った様子を紹介します。
まず、コンクリートに探査機をあてます。
液晶画面のバーが全点灯していません。この状態は、ここには鉄筋がない、ということです。
このまま左右に探査機を動かすと、
このように液晶画面が全点灯する場所があります。これが鉄筋の位置です。同じように左右をずっと動かしていくと、縦方向の鉄筋がある位置が次々と判ります。
同じように探査機を横向きにし、上下に探査機を動かすと横方向の鉄筋の位置が判ります。
このようにして判った鉄筋の位置を、赤色のビニールテープで印しました。ここで、改めて探査機を動かしてみると、鉄筋のある位置とない位置が把握できていることが判ります。
当工務店で請負う仕事は、大工工事こそ自社施工で行いますが、多くの工事を専門の協力業者に依頼します。しかし、協力業者にそのまま投げるのではなく、このような鉄筋の位置の把握を行って、誤りのない工事を依頼することは工務店としてのやらなければいけないことだと思います。これからもより良い工事を行うことができるように努力していきたいと思います。
(片桐秀夫)
2016年04月05日
静岡鉄道の沿線で工事
片桐は静岡鉄道沿線に住んでいますが、電車ってとっても便利。
静岡市にはJRの他には静岡鉄道しか走っていないので、この便利さを静岡市内ではごく限られた地域の人しか享受できないのは残念なことだと思います。
しかし、デメリットもあります。静岡鉄道沿線だと、やはり電車の騒音は朝早くから夜遅くまで聞こえますし、何より、沿線で工事する時は、かなり気を付けます。
もしも、線路の中に物が落ちたり、建物が倒れたりしたら、大変なことです。電車に当たって事故にでもなったら、目も当てられません。
静岡鉄道沿線で工事を行う場合は、予め静岡鉄道に書類を提出し、担当の部署と協議をします。そして、工事当日には、静岡鉄道の列車見張員が現地に常駐し、電車が通る時に笛で合図をしてもらいます。笛が聞こえたら作業は一時中断、電車が通り過ぎたら、作業再開です。
今回は、静岡鉄道線路沿いの平屋の鉄骨車庫を解体する工事を請け負いました。この車庫は静岡鉄道の軌道ギリギリに建てられているので、静岡鉄道側からは今回の解体工事に対しては細心の注意を払うように言われていました。
列車見張員の方に立ち会っていると・・・やってきました。新型車両!

(オレンジ色の安全ベストを着ている方が列車見張員です。)
早く乗ってみたいですね~
ちなみに、新型車両は1台しかないらしく、あとは従来型の車両だそうです。

電車が来たら作業中止・・・作業員の方は「だるまさんがころんだをやってるみたいだね~」と言っていました。
解体工事は無事終わりました。
(片桐秀夫)
静岡市にはJRの他には静岡鉄道しか走っていないので、この便利さを静岡市内ではごく限られた地域の人しか享受できないのは残念なことだと思います。
しかし、デメリットもあります。静岡鉄道沿線だと、やはり電車の騒音は朝早くから夜遅くまで聞こえますし、何より、沿線で工事する時は、かなり気を付けます。
もしも、線路の中に物が落ちたり、建物が倒れたりしたら、大変なことです。電車に当たって事故にでもなったら、目も当てられません。
静岡鉄道沿線で工事を行う場合は、予め静岡鉄道に書類を提出し、担当の部署と協議をします。そして、工事当日には、静岡鉄道の列車見張員が現地に常駐し、電車が通る時に笛で合図をしてもらいます。笛が聞こえたら作業は一時中断、電車が通り過ぎたら、作業再開です。
今回は、静岡鉄道線路沿いの平屋の鉄骨車庫を解体する工事を請け負いました。この車庫は静岡鉄道の軌道ギリギリに建てられているので、静岡鉄道側からは今回の解体工事に対しては細心の注意を払うように言われていました。
列車見張員の方に立ち会っていると・・・やってきました。新型車両!
(オレンジ色の安全ベストを着ている方が列車見張員です。)
早く乗ってみたいですね~
ちなみに、新型車両は1台しかないらしく、あとは従来型の車両だそうです。
電車が来たら作業中止・・・作業員の方は「だるまさんがころんだをやってるみたいだね~」と言っていました。
解体工事は無事終わりました。
(片桐秀夫)
2016年04月01日
鉄骨造ガレージ 建方しました
平屋の鉄骨造ガレージの建方を行いました。

今回はサンベース工法ですので、地中の基礎工事と同時に建方も行いました。
工場で製作された鉄骨を現場に搬入し、
クレーンでそれぞれをセットし、
とび職の皆さんがボルトで接合していく、
という順番です。
正確に位置を出し、また、柱の倒れや、高さの調整もボルト本締の前に行います。
何もない土地に骨組が組みあがると、急にボリューム感が出てくるものです。
(片桐秀夫)
今回はサンベース工法ですので、地中の基礎工事と同時に建方も行いました。
工場で製作された鉄骨を現場に搬入し、
クレーンでそれぞれをセットし、
とび職の皆さんがボルトで接合していく、
という順番です。
正確に位置を出し、また、柱の倒れや、高さの調整もボルト本締の前に行います。
何もない土地に骨組が組みあがると、急にボリューム感が出てくるものです。
(片桐秀夫)
2016年03月28日
静岡市役所 静岡庁舎本館
静岡市役所 静岡庁舎(葵区役所)は3棟の建物から構成されていて、最も北側にあるのが、本館です。
この本館の歴史は古く、1934年(昭和9年)、静岡県浜松出身の建築家、中村與資平によって設計され、建設されました。戦争の空襲にも堪え、今も現用されています。
1階のエントランスの華麗な雰囲気も見事だし、屋上の葵ドームは静岡市の象徴でもあります。建物はL字の形をしており、正面である東側がエントランスで、その裏には中庭があります。中庭は今風の広場になっていますが、こちらからの方が正面からよりもドームが良く見えます。
建物は4階建てで、1階に市役所の各課と市民ギャラリー、2階と3階は市議会、4階には市役所の各課があります。市民ギャラリーでは毎週、絵画展や写真展が行われていて、市民に親しまれています。

この4階部分、上の写真ではドームの左側ですが、この部分は増築されたとのことです。元々はこの部分は3階建てだったとのことです。
この4階部分の内装工事を請け負わせてもらい、ただいま、工事中です。こう書いていくと、とてもかっこよく聞こえますが、歴史的建築物の修復に携わっているわけではなく、ただ単に、床を普及品の床材に貼りかえているだけのことです。
ただ、このような歴史的建築物の中で仕事ができるのは、とても嬉しいものです。
先週は3月26日「てんかんの日」(パープルデー)に合わせて、ドームは紫色にライトアップされていました。ちょうど工事も佳境に入り、遅くまで残業していた時に見たドームですが、とても幻想的なものでした。

この紫のライトアップは「てんかんをもつ人を、ひとりぼっちにしない」というメッセージが込められているそうです。私自身はこのイベントには参加していませんが、ちょうど同じ時期に仕事をしていたということです。
ちなみに、今日は、「紫のライトアップ」の仕掛けを取り外す業者が来て、我々の現場で取り外していきました。紫の仕組み、見てしまいました! どういう仕組みだったかは、秘密!
(片桐秀夫)
この本館の歴史は古く、1934年(昭和9年)、静岡県浜松出身の建築家、中村與資平によって設計され、建設されました。戦争の空襲にも堪え、今も現用されています。
1階のエントランスの華麗な雰囲気も見事だし、屋上の葵ドームは静岡市の象徴でもあります。建物はL字の形をしており、正面である東側がエントランスで、その裏には中庭があります。中庭は今風の広場になっていますが、こちらからの方が正面からよりもドームが良く見えます。
建物は4階建てで、1階に市役所の各課と市民ギャラリー、2階と3階は市議会、4階には市役所の各課があります。市民ギャラリーでは毎週、絵画展や写真展が行われていて、市民に親しまれています。
この4階部分、上の写真ではドームの左側ですが、この部分は増築されたとのことです。元々はこの部分は3階建てだったとのことです。
この4階部分の内装工事を請け負わせてもらい、ただいま、工事中です。こう書いていくと、とてもかっこよく聞こえますが、歴史的建築物の修復に携わっているわけではなく、ただ単に、床を普及品の床材に貼りかえているだけのことです。
ただ、このような歴史的建築物の中で仕事ができるのは、とても嬉しいものです。
先週は3月26日「てんかんの日」(パープルデー)に合わせて、ドームは紫色にライトアップされていました。ちょうど工事も佳境に入り、遅くまで残業していた時に見たドームですが、とても幻想的なものでした。
この紫のライトアップは「てんかんをもつ人を、ひとりぼっちにしない」というメッセージが込められているそうです。私自身はこのイベントには参加していませんが、ちょうど同じ時期に仕事をしていたということです。
ちなみに、今日は、「紫のライトアップ」の仕掛けを取り外す業者が来て、我々の現場で取り外していきました。紫の仕組み、見てしまいました! どういう仕組みだったかは、秘密!
(片桐秀夫)
2016年03月16日
溶岩
富士市国久保というところでガレージの工事を施工しています。
住宅部分は大手住宅メーカーによるものです。同じ敷地に別棟でガレージを作ろうとしたのですが、施主様の希望するガレージは形が複雑で住宅会社では対応できないということで、当社で施工させていただくことになりました。ユニット化された住宅メーカーによる施工が無理でも、鉄骨造、木造、鉄筋コンクリート造、それぞれの工法の特性を活かせば、幅広い要望に対して当社では対応することができます。
今回は鉄骨造でその要望に対して対応することができました。他の構造物(土留め基礎や、配管等)に影響を与えず、なおかつ、敷地目一杯に立てようとすると、鉄骨造が最適です。木造では不可能だし、鉄筋コンクリート造ではコストが掛かりすぎます。
また、地盤調査の結果、この敷地には地下70cmくらいの深さに、岩盤があることが判明していました。鉄骨の基礎は一般的には1m近く掘らなければいけませんが、今回はサンベース工法を採用することで、掘る深さを浅くさせることにしました。平屋のガレージですが、きちんと構造計算しており、建物の作り方としてはビルを作るのと同じ手法です。

今週より基礎工事が始まっていますが、地盤調査で予想された通り、岩盤が出てきました。ショベルでつついてもびくともしない、とても硬いものです。これを壊すのには、大変、苦労するでしょう。地盤調査の結果を信じて工法を選択したのは正解でした。

(赤で囲ったところに溶岩が見える)
施主様の話では、この場所は国久保=国窪という地名の通り、周囲の地盤よりも少しくぼんでいて、大昔に富士山噴火の際に流れ出た溶岩がこの地を通り、それが今でも残っている、とのことです。
静岡市では滅多にお目に掛かれない貴重な体験となりました。
(片桐秀夫)
住宅部分は大手住宅メーカーによるものです。同じ敷地に別棟でガレージを作ろうとしたのですが、施主様の希望するガレージは形が複雑で住宅会社では対応できないということで、当社で施工させていただくことになりました。ユニット化された住宅メーカーによる施工が無理でも、鉄骨造、木造、鉄筋コンクリート造、それぞれの工法の特性を活かせば、幅広い要望に対して当社では対応することができます。
今回は鉄骨造でその要望に対して対応することができました。他の構造物(土留め基礎や、配管等)に影響を与えず、なおかつ、敷地目一杯に立てようとすると、鉄骨造が最適です。木造では不可能だし、鉄筋コンクリート造ではコストが掛かりすぎます。
また、地盤調査の結果、この敷地には地下70cmくらいの深さに、岩盤があることが判明していました。鉄骨の基礎は一般的には1m近く掘らなければいけませんが、今回はサンベース工法を採用することで、掘る深さを浅くさせることにしました。平屋のガレージですが、きちんと構造計算しており、建物の作り方としてはビルを作るのと同じ手法です。
今週より基礎工事が始まっていますが、地盤調査で予想された通り、岩盤が出てきました。ショベルでつついてもびくともしない、とても硬いものです。これを壊すのには、大変、苦労するでしょう。地盤調査の結果を信じて工法を選択したのは正解でした。
(赤で囲ったところに溶岩が見える)
施主様の話では、この場所は国久保=国窪という地名の通り、周囲の地盤よりも少しくぼんでいて、大昔に富士山噴火の際に流れ出た溶岩がこの地を通り、それが今でも残っている、とのことです。
静岡市では滅多にお目に掛かれない貴重な体験となりました。
(片桐秀夫)
2016年02月24日
ノイズ対策
今回は、ちょっと専門的なお話しです。
あるお客様から、「アマチュア無線を運用する時、以前よりノイズが多い」というお話をいただき、私自身も興味がありましたので、対策を考えてみました。
まず、どの機器からノイズが出ているのか、個人的に調べてみました。ご依頼主のお宅を訪問し、アンテナの建てられている周囲を、調査してみます。小型のアマチュア無線機で14MHzを聞きながら、ノイズが出ている機器を探してみました。

アンテナが設置されている鉄塔の根元には、エアコン、ガス給湯器、給水ポンプが設置されていました。無線機を近づけると、いずれの機器もノイズを発していることが確認できました。特に、ガス給湯器と給水ポンプはノイズの出ている範囲が広いようです。
次に、ご依頼主様の常設の無線機で、ノイズを確認してみました。ガス給湯器と給水ポンプの電源を入れたり、消したり、コンセントを抜いたり挿したりすると、ノイズが増えるのが確認できます。中でも、ガス給湯器の発するノイズが大きいようです。
ガス給湯器、給水ポンプのそれぞれのメーカーに連絡して、対策をとってもらうことにしました。どちらのメーカーも過去に対策例があるらしく、それなりに効果があったようです。
本日、その対策に立ち会ってきました。
給湯器については、100Vの電源ラインへのノイズフィルターの装着、各配線への分割式コアの取付をしていただきました。↓は実際に使用した部品です。


それなりに効果はあり、それまでS=5くらい振っていたノイズがS=3くらいまで下がりました。残念ながら、今日のところは、それ以上は下がりませんでした。

給水ポンプについては、やはり各配線への分割式コアの取付を行い、インバーターのキャリア周波数の変更もしました。給水ポンプについては、ポンプ周囲には2mくらいの範囲でノイズが確認できますが、ご依頼主様の無線機ではあまり影響がなくなったように思います。

そんなわけで、ノイズにお困りの方は、メーカーさんに問い合わせてみると良いかと思います。ゼロにはなりませんが改善はされたように思います。
(片桐秀夫)
あるお客様から、「アマチュア無線を運用する時、以前よりノイズが多い」というお話をいただき、私自身も興味がありましたので、対策を考えてみました。
まず、どの機器からノイズが出ているのか、個人的に調べてみました。ご依頼主のお宅を訪問し、アンテナの建てられている周囲を、調査してみます。小型のアマチュア無線機で14MHzを聞きながら、ノイズが出ている機器を探してみました。

アンテナが設置されている鉄塔の根元には、エアコン、ガス給湯器、給水ポンプが設置されていました。無線機を近づけると、いずれの機器もノイズを発していることが確認できました。特に、ガス給湯器と給水ポンプはノイズの出ている範囲が広いようです。
次に、ご依頼主様の常設の無線機で、ノイズを確認してみました。ガス給湯器と給水ポンプの電源を入れたり、消したり、コンセントを抜いたり挿したりすると、ノイズが増えるのが確認できます。中でも、ガス給湯器の発するノイズが大きいようです。
ガス給湯器、給水ポンプのそれぞれのメーカーに連絡して、対策をとってもらうことにしました。どちらのメーカーも過去に対策例があるらしく、それなりに効果があったようです。
本日、その対策に立ち会ってきました。
給湯器については、100Vの電源ラインへのノイズフィルターの装着、各配線への分割式コアの取付をしていただきました。↓は実際に使用した部品です。
それなりに効果はあり、それまでS=5くらい振っていたノイズがS=3くらいまで下がりました。残念ながら、今日のところは、それ以上は下がりませんでした。

給水ポンプについては、やはり各配線への分割式コアの取付を行い、インバーターのキャリア周波数の変更もしました。給水ポンプについては、ポンプ周囲には2mくらいの範囲でノイズが確認できますが、ご依頼主様の無線機ではあまり影響がなくなったように思います。

そんなわけで、ノイズにお困りの方は、メーカーさんに問い合わせてみると良いかと思います。ゼロにはなりませんが改善はされたように思います。
(片桐秀夫)
2016年02月22日
静岡市発注工事
当社は、住宅はもちろんですが、工場や事業所等の工事も施工します。
民間のお客様だけでなく、静岡市及び静岡県の入札資格をとり、公共工事も行います。
今年は終盤になって、2件の工事を受注しました。
一つは中央卸売市場のトイレ改修工事。もう一つは静岡市役所のパーテーション工事です。
中央卸売市場の工事はもう終盤。あと少しで完成です。

静岡市役所の工事は、まだ半分もできていません。
こちらは、土日にしか作業できないので、限られた時間内でしか作業できません。

このような公共工事は、一般的には年度またぎをすることはしませんので、
3月最終日までに終わらせるように段取りしています。
公共工事は民間の工事よりも厳しい部分もありますが、「建築」という意味では同じものですし、
図面さえしっかり読めれば、こなすことはできます
当社は、住宅会社、ではなく、建設会社、工務店として、建築に携わっていきたいと考えています。
(片桐秀夫)
民間のお客様だけでなく、静岡市及び静岡県の入札資格をとり、公共工事も行います。
今年は終盤になって、2件の工事を受注しました。
一つは中央卸売市場のトイレ改修工事。もう一つは静岡市役所のパーテーション工事です。
中央卸売市場の工事はもう終盤。あと少しで完成です。
静岡市役所の工事は、まだ半分もできていません。
こちらは、土日にしか作業できないので、限られた時間内でしか作業できません。
このような公共工事は、一般的には年度またぎをすることはしませんので、
3月最終日までに終わらせるように段取りしています。
公共工事は民間の工事よりも厳しい部分もありますが、「建築」という意味では同じものですし、
図面さえしっかり読めれば、こなすことはできます
当社は、住宅会社、ではなく、建設会社、工務店として、建築に携わっていきたいと考えています。
(片桐秀夫)